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ソロリサイタル

我が団の指揮者、還暦迎える数年前より’リサイタルしないのは怠慢だった’と思いはじめ昨年、昨日と2年連続でソロリサイタルをされた。

昨年はイタリア歌曲、今年は日本歌曲(全て山田l耕筰)。
声を一杯張り上げるイタリア歌曲と違い押さえ気味にしてしかも技巧的な山田耕筰歌曲、さぞ大変だったことと思う。

1ステは「まちぼうけ」などのポピュラーもので、指揮者が一番緊張するワと言われていたもの。
客席も知っている曲は歌詞も旋律も間違えられないからだそうだ。しかも聴いていて思い出したけど待ちぼうけって何番も有るんだ!どの歌詞をどこに入れたって入っちゃうものだから、ちゃんと考えながら歌わないといけない。

私たちは身内だから余計にハラハラしてしまう。

声には大変な緊張が感じられたけれど、間違いは無かった、よかった~~~

2ステは小倉百人一首を歌詞にした幽韻という曲、指揮者がどうしても覚えにくいと悩んでいたもので、結局譜を置いて歌われた。ピアノ、衣装、譜面台全て黒だからあまり違和感無かった。
先日お会いした時に、メガネとか譜面とかを舞台小道具に見えるようにされたら良いでは有りませんか?とお話したのを参考にされたのかしら・・・?そういえばメガネもとってもキラキラしてたようだし・・・

団員がこのときとばかりに”全曲暗譜してくださいね!”とダメ押ししてたから、指揮者もさぞ悩んでいたことだろう。が、譜を置いたことで声がとっても伸びやかになっていたから、それで良かったと思う。

最後のステージは芥子粒夫人(ポストマニ)という、1人でするミニ・オペラみたいな楽しい曲。

舞台装置も少し有り、前もって歌詞や歌を聴いていた私にはとっても面白かった。が、どうしてもソプラノの高い音が続くので、初めて人には歌詞が分かりづらかったかも。

私とほとんど変わらない小柄な体で、どうしてあれほどの声量があるのだろう。
天性のものがもちろんあるのだろうけど、たゆまない努力精進の賜物なのはいつも接している私たちには嫌という程よく分かる。

あのお手本があるから私たちも何を言われても頑張ろう・・となるのだ。

観客の入り具合が心配だったけれど、ほぼ満席、ほっとした。
なんと言っても身内だから・・・・・

おめでとうございま~す!
by nekomanma221 | 2007-10-04 08:15 | 音楽 | Comments(0)

猫と合唱を愛してやまないおばあちゃんの日常です!


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